投資にはリスクがつきもの
投資には、さまざまな投資対象(投資商品)があります。
例えば、次のようなものがあります。
- 株式投資
- 投資信託
- 外貨預金
- FX(外国為替証拠金取引)
- 債権(国債、地方債、社債など)
- 不動産
- 商品先物取引
これらの投資には、リスクが伴います。
リスクとは
リスクとは「不確実性」という意味です。
不確実ということは、損をする可能性もあれば、得をする可能性もある、ということです。
「リスク=損をすること」というイメージを持っている人が多いですが、その考えは間違いです。
投資のリスク
価格変動リスク
投資対象の商品の時価評価額が変動するリスクです。
例えば、上場している株式の価格は、毎日変動しています。
為替変動リスク
為替相場の変動により、投資対象の商品の価値が変動するリスクです。
主に、FXや外貨預金など、外貨建ての投資で影響を受けるリスクです。
金利変動リスク
金利の変動により、投資対象の商品の価値が変動するリスクです。
主に、債権への投資で影響を受けるリスクです。
リスクを取らないこともリスク
例えば、AさんとBさんが100万円持っているとします。
Aさんは、100万円で株式を購入しました。
Bさんは、100万円を銀行に定期預金として預けました。
リスクを取っているのは、AさんとBさんのどちらでしょうか。
リスクを取っているのはAさんで、Bさんはリスクを取っていない、と答える人が多いと思います。
これは、半分正解で半分間違いです。
まず、Aさんがリスクを取っていることは正解です。
なぜなら、Aさんの所有する株式は価格変動リスク(株が値上がりしたり値下がりしたりするリスク)にさらされているからです。
では、Bさんはどうでしょうか。
Bさんの定期預金が値上がりしたり値下がりしたりすることはありません。
その意味で、Bさんがリスクを取っていない、と答える人が多いでしょう。
しかし、Bさんが自分のお金を銀行に預けることで、株式投資をすれば得をするチャンスを失っています。
仮に、Aさんが株式投資で利益を出した場合、相対的にBさんは損をしていることになります。
つまり、リスクを取らないこともリスクになるということなのです。
Leave a Reply